読書日記「デスチェアの殺人」
勤務をして、一通りの事件ができるようになるまで、昔は3年と言われていた。
今は、全ての事件類型で裁判例の集積や実務上の取り扱いが確立し、個々の事件が精緻化・専門的になっているように思われ、必死にやっても5年かかるのではなかろうかと思っている。さぼると一生できない弁護士になりそうである。
離婚一つとっても、婚費・養育費・面会交流・財産分与など、私が弁護士となった30年前からすると、勉強することが多大にある。
交通事故にしても、損害論や訴訟の進み方がある意味確立していて、勉強しないといけないことは山ほどある。
保全、執行、借地借家、中小企業法務、遺言、遺産分割、破産、個人再生等々数え上げていけば気が遠くなる。
これから弁護士になる人って大変よねと思う。
ということで、若手弁護士の皆さん、頑張ってください。



