読書日記「デスチェアの殺人」
会務活動は大事だと若い頃教えられて、人権系一つ、業務系一つはした方がいいと先輩からも言われた。
副会長になった後は担当する会務活動が増えて、京都弁護士会で最も所属している委員会が多い男であった(役員が調査したので間違いない)。ほぼ全て実働で、よくやっていたものだと思う。委員長を3つ兼任していた時期もあるし、日弁連の法律相談再生プロジェクトの座長をしながら京都の委員会もやっていた。
今は、法律相談センター関係(日弁)以外はあまり参加できていない。
もちろんそんなことを考えて会務活動をしてきた訳でもないのであるが、弁護士の紹介者の一類型として、他の弁護士というものがある。
利益相反の事件で自分ができないので相談してもらいたいとか、中々に難しい事件なので共同受任して欲しいというお声がかかることがあるが、会務活動を真面目にしていると、他の弁護士が評価してくれる側面もあると思われ、そうしたルートからもお声がけいただいたことが一定数ある。
人は見てくれているもので、真面目にやっていると、何かにつながることもあるということだが、そうとはいえ、そんなことを考えて、それを期待して会務活動をするというのもまた違うように思われる。
以上です。



