読書日記「デスチェアの殺人」
東京創元社。アーナルデュル・インドリダソン。
エーレンデュル捜査官シリーズの最新刊。
エーレンデュルは不在で、エーレンデュルの同僚のシグルデュル=オーリが主人公である。
知人が恐喝を受けているというので、知人の依頼により恐喝者の自宅に赴いたシグルデュル=オーリ。
しかし、恐喝者は血を流して倒れており、シグルデュル=オーリも襲撃を受ける。
恐喝者を襲ったのは誰か。これまであまりエーレンデュル捜査官シリーズでいいところのなかったシグルデュル=オーリは殺人犯を捕らえることができるのか。
シグルデュル=オーリは傲慢な男であるが、シグルデュル=オーリの生育歴も語られる。
相変わらずだが、暗い。暗すぎる。アイスランドの冷たさが、物語をずっと貫いているようである。
なんやこれという推理小説ではないホンモノの推理小説である。
この分野が好きな人は是非。



