タコの不漁

中隆志

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 明石で取れるタコが最盛期の10分の1となっているという報道を少し前に見た。
 たこつぼを引き上げても、ほとんどの壺は空である。
 燃料代の高騰もあり、いつまでタコ漁師ができるかと嘆いていた。

 原因としては、タコの乱獲、釣り客の増加、西日本豪雨の影響等が言われているが、実際のところは分からない。

 タコはアフリカのモーリタニアという国から輸入もされている。
 モーリタニアの海でタコが取れることが分かり、日本人がモーリタニアにたこつぼ漁の技術を伝えて、日本への販路を開いたのである。
 最近、モーリタニアのタコの漁獲量も減少している上、今までタコをデビルフィッシュとして敬遠して食べなかった欧米の人々もタコを食べるようになり、日本は購入価格で負けてしまうため(近い国の方が輸送コストが低いためかと推測している)、最近はタコが高級なものとなり、マグロより高い場合もあるとされている。

 実際、事務所の近くにある海鮮居酒屋も、「タコが入ってこない」と嘆いている。
 タコに天むすを食べたいと思ってもタコがないのであるから、いかんともし難いのである。

 大阪名物はたこ焼きだが、そのうち、代替たこ(ほぼカニみたいな)を開発でもしないと、たこ焼きが食べられなくなるのではないかと憂慮する毎日である(毎日というのはウソだが・・・)。

 以上です。

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