読書日記「君は永遠にそいつらより若い」
弁護士会や裁判所は4月1日からが新年度である。
ということで、本日から新年度ということになる。
平成8年4月1日から働き出したので、今日から弁護士30年目ということになる。
平成8年4月1日は月曜日で、その週の金曜日に浦和地裁川越支部で初弁論をしたことになる。
確か初日に、水曜日に全くこちらに勝ち目のない保全審尋に行くように言われ、翌日、保全取消決定をもらったが、私が出頭したために、私の名前が一番上に書いてあり、保全取消事由が発生した時点では私は修習生であり、全く責任がないのに、なんとなく私が悪いような決定をもらってショックを受けたことを記憶している。
30年前は携帯電話も普及しておらず、インターネットの環境もほぼなく、マニアのような人がパソコン通信をしていた程度であった。
パソコンはウインドウズ95で、私のノートパソコンの容量は300メガバイト程度であった(ギガではない)。
データの保存手段としてフロッピーディスクが使われており、表計算のソフトでロータス1-2-3というものがあった。
30年が経っても、人間としてそれほど成長もしておらず、それなりに長いことやってきたので多少の経験は積んだかもしれず、事件への耐性や外面はよくなったかもしれない。
というようなことで、新年度のため、心を入れ替えて新人弁護士のつもりでやっていきたい。