今週の小次郎
弁護士登録をした時、最初から「これがやりたい」という弁護士もいるとは思うが、私の場合そのような考えは特になかった。
法律を知らないことで被害を受ける人の力になりたいという漠然とした思いはあった。
たまたま犯罪被害者の事件を引き受けて、その分野の依頼も増え、被害者の中には交通事故の被害者もいるため、今は犯罪被害者支援と交通事故の被害者の分野を核となる仕事としている。
それ以外には消費者被害救済だが、どちらかというと途中から中小企業の被害事例を多く扱い、未だにクレジット・リース被害の事件を担当している(平成17年に弁護団を立ち上げたが、未だに被害がなくなることはない。)。
もちろん一般的な事件は普通に受任して対応するので、最近も離婚事件、借地借家、相続、破産事件も多い。
刑事事件であったり、災害であったり、外国人の人権であったり、様々な分野はあるのだが、全ての分野を対応することはできないので、犯罪被害者と消費者被害を担当することで、自らの義務を果たしているとは思っている。
それぞれの分野で場合によれば手弁当で対応されている弁護士の活躍を見ると、もっとやらないといけないのかなと思うこともないではないが、限られた能力では全ての分野を担当できないのである。
以上です。



