読書日記「医者にオカルトを止められた男」
仕事で現地に行くこともよくある。
交通事故で入院中の方から依頼を受ける。
ご高齢で足が不自由なため、自宅まで伺う。
明渡の立会いに行く。
管財人として不動産の現状を見に行く。
等々である。
行く前に地図で十分調べて行くのであるが、時々迷う。
今はスマホで地図アプリがあるが、それでも分からなくなる。
そのため、事務局に電話をして、事務所から遠隔操作してもらうことがある。
事務局「何が見えますか」
私「●●が見える」
事務局「そのまま南に向いてしばらく歩いてください」
私「どっちが南か分からない」
事務局「こういうお店見えますか」
私「見える」
事務局「そっちが南です」「しばらく歩いたら右手に踏切が出てきます」
私「見えた」
事務局「そこを右に曲がったら間に細い道がないですか」
私「あった」
事務局「そこを入ってまっすぐで依頼者のお宅です」
私「あっ。あったあった」
てな具合である。
迷子になっている弁護士を誘導する能力が事務局には求められる(私の事務所だけか)。



