12月の渋滞

　年末が近づくと車が増える。
　渋滞も起こる。
　年末の買物や、年内の売掛金回収などで増えるのであろうか。

　京都市内の場合、紅葉の時期と重なり、紅葉を車で見に来る人で渋滞が起こる地域がある。
　かつて、私が公害環境委員会で道路部会の部会長をしていた時、シンポジウムで、観光地の手前に大きい駐車場を設置して、観光地には公共交通機関で行くというパークアンドライドを提唱したことがあった。
　確か社会実験を最近していたというが、これもそのような意識が浸透しないと難しいであろう。

　上記シンポジウムを開催するために、もう30年近く前に道路部会でシンガポールに視察に行ったが、シンガポールではロードプライシングという考え方があり、全ての車両にETCのようなものを設置する義務が課されていて、市内に入っていけば行くほどお金が自動的に課金されるシステムを導入していた。基本的にはバスと地下鉄で移動せよという考え方であり、渋滞は起こりにくい。
　京都でもこういうシステムが導入されるとよいのにと毎年12月になると思う。

　今年もあとわずかである。
　年々時が経つのが早くなるように思う。