読書日記「凱風館日乗」
2代目小次郎が亡くなって、様々な方から大変心配されている。
初代小次郎は、初めて家族になった犬で、犬に対する接し方とか分からないこともあり、亡くなった時に「ああしてあげればよかった。こうしてあげればよかった。」と思ったものである。そして、その存在の大きさに衝撃を受けたワンコでもあった。13歳で亡くなったので、パピヨンとしては平均的であるが、もっと長生きさせてあげられたのではと思ったのである。
そして、その存在の大きさから、初代小次郎によく似たコを探していて、偶々近くに居たのが二代目小次郎であった。
二代目小次郎は、初代の反省とともに大事にしていたのであったが、突然の病で急死した。宇宙イチかわいいと思っていたし、心も通じあっていたので、私にとっては特別な犬であった。
23年間犬がいる生活であったので、寂しくつまらない日々を過ごしていた。似たコを直ぐに迎えるかどうかは別として探したりもしていた。
その中で、月例がだいぶ経っても家族が見つからないパピヨンを見て、こういうコたちを将来引き取るのもアリかと思っていた。
そうしたところ、偶々近所でワンニャンフェアがやっていてのぞいたところ、生後半年で、中部地方、関西、中国地方転々として、売れ残っていて、価格も3分の1になっているパピヨンがいた。パピヨンはとてもかわいらしい子犬の状態から、半年から1歳になるまでは子犬の毛が抜けてつるんとした感じとなり、もっとも可愛くない時期に突入するのである。あちこち行かされて家族が見つからず、引き取り手がないのではないかと思い、保護犬ではないが、これも犬助けかと思い、初代にも2代目にも似ても似つかないが、家族として迎えることとした。
どこかにまたやられるのではないかと思い、愛想を振りまく姿があわれであった。やせっぽちで、ぬるんとした犬であった。
今は少し大きく、体重も増えて、むちっとしてきている。
ということで、こやつが3代目小次郎となりました。