徹夜
読んでも人生の糧にも弁護士としての何かが得られるわけではないので、その前提でお読みください。
小学生の頃は7月中に学校の宿題はほとんど終わらせて、読書感想文と自由研究くらいを残すのみにするのが常であった。
8月中は大半遊びたかったのである。
当時はプールの夏休み中の解放があったり、魚つかみ大会があったり(ウナギを捕まえたかったが、結局捕まえられなかった)、父親の田舎に帰ったりと、遊ぶことはたくさんあった。今ほど気温も高くなかったのだが、田舎で帽子もかぶらずセミを捕っていたら熱中症になったこともあった。セミを100匹くらい捕まえたのだが、セミの寿命は短いというし、繁殖の機会を奪ったので、今から考えるとかわいそうなことをしたものである。
夏休みの自由研究で、これまたかわいそうなことをしたのであるが、防波堤でふらふらと泳いでいたハコフグを捕まえてホルマリン漬けにしたこともあった。
ということで、8月1日には思い入れがあり、この日までに宿題を終わらせるという期限であり、これ以降は大半遊べるという思いが詰まっている日でもあった。
司法修習生になると、夏休みがそれほどなく、当たり前だが弁護士になると小学生のような夏休みはない上、勤務弁護士の頃は働き過ぎて夏休みも取れなかったこともあった。ミスチルの楽曲の「光の射す方へ」という歌詞の中で、母親が「夏休みのある小学校時代に帰りたい」というくだりがあるが、夏休みが取れなかった勤務弁護士の時の気持ちを的確に示している表現といえる。
長期に夏休みを取る弁護士もいるようだが、そうなると中々元に戻ることができないような気がしていて、今は細切れに夏休みを取っている。
ということで、うちの事務所はお盆も交代で休みを取ることにしていて、事務所は私がいないかも知れませんが、毎日誰かはいます。
皆さん、素敵な8月を。