読書日記「百年の孤独」
私に帰せずの3つめである。
検察官も公の思想が重要であり、組織としてのメンツとか、出世したいとか、そういうことで仕事をしてはいけないと思う。
事実がないのにあるように持っていったり、有罪を取るためになりふり構わず自白を取ろうとしたりなどしてはいけない。
証拠の偽造などもってのほかであろう。
幸い、私が被害者支援でかかわった検察官は皆素晴らしい検察官ばかりであった。
事案に真摯に向き合い、認められないところはそれはそれとして事案の解決に当たられていた。
決裁が通らず、ともに悔しがってくれた検察官もいた。
たまに弁護人をすると、「それ、事実経過からしてそんな筋無理だろう」という自白を取ろうとされることもあり、連日接見に行き、被疑者に「事実と異なることは認めるな」と助言することになることもある。
見立てをするのはいいのだが、証拠関係から無理な筋は諦めてもらうことも必要だと思うのである。
以上です。