徹夜
事務所で相談を聞く時に、ご自身が遭われたことに対して、非常に興奮されたり、憤慨されている相談者の方がおられる。
そして、お怒りになられているのであるが、まずは何があったか聞かないと助言もできないので、落ち着いていただく必要がある。
ご本人は何があったか当然認識されているのだが、弁護士の方は説明を聞かないと分からないからである。
そのあたりのノウハウはそれぞれの弁護士は持っていると思うので割愛するが、興奮されているだけであれば落ち着いてもらって説明ができるが、お怒りのあまり相談している弁護士に対しても攻撃的になる人が稀にいる。
弁護士への依頼は信頼関係で成り立つものなので、相談を聞いている時点で攻撃的になられると、受任できない方向に傾いてしまう。これは私だけのことではなく、一般的にそうである。
相談に行かれる際には、できるだけ心を落ち着けて出向かれた方がよいと思うし、相談する弁護士は味方なので、その弁護士に対して攻撃的になられてもいいことは何もないのである。