読書日記「百年の孤独」
今は多くの事務所が自分の事務所のホームページを持っている。
私の事務所もホームページはある。
事件の相手方となった弁護士がどういう弁護士かと見てみようと思い、ホームページを見てみることがある。
子細には見ることはなく、さっと見て雰囲気だけを掴むだけである。
多くの事務所は、迅速かつ正確で、依頼者のために最大限の労力をかけるなどと書いている。
そうではなく、名刺代わりに割とあっさりしたホームページもある。
私はどちらかというと、後者である。
事件が進むにつれて、相手方代理人に対して、こちらも人間であるので、様々な感情を抱くことがある。
1、ホームページで素晴らしいことを書いている通りで、きちんと対応をする弁護士。
これは、相手方だが、敬服する。口だけではないなと感嘆する。
2、ホームページで書いているような迅速かつ正確な対応を一切又はほとんどしない弁護士。
ホームページを閉鎖してもらいたいという気持ちにならないかと言われれば、ならないとは言えない。
3、ホームページは割とあっさりしているが、きちんと対応をする弁護士。
これは、敬服する上、こんなにきちんとした対応をするなら、もっとホームページで宣伝すればいいのにと思う。
ただ、その奥ゆかしさが好きである。
4、ホームページはあっさりしている上、対応もきちんとしていない弁護士。
なんとも言いがたい。
まあ、当たり前のことを書いたのだが、何がいいたいかというと、できない弁護士にはホームページで誇大広告はして欲しくないということであり、依頼者の皆さんはホームページだけで弁護士を決めるのは危険だということである。
プロである以上、きちんとした対応をしてもらいたいと思う弁護士が一部いる今日この頃である。