読書日記「百年の孤独」
太田出版。ロックリー・トーマス。
信長に使えた黒人がいたことは、史料にも記載があり、「弥助」と呼ばれていたことも史料から明らかとなっている。
本能寺で信長が襲われた時にも、その供回りに彼はいた。
しかし、弥助は討ち死にせず、信長の嫡男信忠の元に危急を告げに走ったようである。
弥助はどこから来たのか。
弥助はいかにして信長に仕えるようになったのか。
弥助とは何者だったのか。
弥助以外にも黒人は当時日本にいたのか。
弥助は本能寺の変のあと、どうなったのか。
その全てを解明することは難しいが、その答えにできるだけ迫ろうとした良書である。
ただし、超マニアックな一冊なので、かなりの歴史マニアでないと読む必要はないだろう。