読書日記「待場の米中論」

中隆志

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 東洋経済新報社。内田樹。

 思想家の著者が、米中論について語る一冊。
 自由と平等が本来矛盾するものであり、そのことが故にアメリカは矛盾をはらんで建国しているという観点からの解説はわかりやすい。
 アメリカ論が8割で、中国は2割程度。

 ある人の観点からこういう論考を読むというのは知的好奇心が満たされるが、読書はそのまま受け入れてもいけないものでもあり、著者の解説や思考をそのまま鵜呑みにしてもいけないこと承知した上で読まないといけないとも思う。

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