読書日記「百年の孤独」
予め宣言しておくが、くだらない話である。
出勤時の電車は必ず座ることができるものを選び、それに合わせて通勤している。
東京の通勤ラッシュなどは絶対に無理な私である。
帰りの電車はさすがに座ることができないのであるが、電車自体けっこう揺れるので、足だけで立つのではなくもう1点支持できるところが欲しい。3点倒立の方が普通の逆立ちよりも安定するのと同じ理屈である。
また、つり革を持ってしまうと本を読むことができないのである。
さらに、つり革は新型コロナウィルスが流行る前から持ちたくないので、できるだけ持たないようにしており、やむを得ず持った場合には携帯のアルコール消毒を行う。
座席の裏側が空いていればそこに背中を当てて3点支持をするのだが、そこはやはり空いていないことが多い。
いつも乗る電車だと、ホームでどちら側のドアが開き続けるかは分かっているので、開かない方のドアに背中を当てると安定する。
この方法で「そうなったらどうしよう」と思っているのが、ホームに着いた時に車掌が間違えてホームと反対側のドアを開けたらどうしよう問題である。
駅に着くたびに、背中を押し当てているのを外すという作業が要求される。
まあ、そんなことはあり得ないよなと思っていたのだが、念のためネットで検索したら、割合反対側のドアを間違えて開けてしまうという事故はあるようである。ざっと見たところ、幸いにけが人が出たという報道はなかったが、混み合っている電車だと私のようにホームと反対側のドアに背中を当てている人は少なからずいるだろうし、そうなれば多数の人が線路に転落するのではないかと危惧している。
なので、駅に着く度に背中をドアから離すというのは、実は身を守るために理に適っていたのである。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
以上です。