読書日記「百年の孤独」
子どもの頃や若い頃はセミの声が耳に触るということはなかった。
小学校の頃はセミを捕りまくり、それで一度熱中症になったこともある。
夕方にセミが羽化するところを捕まえに行ってたくさん捕ってきたこともある。
今から考えると、申し訳ないことをしたものである。
ところで、ここ最近、夏場はセミの声が耳に触る(特にクマゼミ、アブラゼミ)。
セミはオスしか鳴かず、あれはメスへの求愛行動で、子孫を残すために必死に鳴いているのであるから、致し方ない。
最近は学生の研究で、セミは1ヶ月ほどは生きていることが分かったようであり、その1ヶ月で自分の子孫を残せるかどうかの瀬戸際なので、力を込めて鳴いているのである。
セミの声が耳につらくなってきたのは、年齢が上がり、こちらの体力が落ちてきたため、あの生のほとばしりのような声がどことなく身体と精神に響くためであろう。
特に、真横で鳴かれると耳がつらい。その鳴き声の大きさもあるが。
先日は庭の桜の木で鳴かれ出したので、追い払った。遠くで鳴いてくれている分にはそこまで耳に触らないのであるが、真横で鳴かれるときついのである。
自宅は隣が公園なので、早朝からセミの大合唱である。
近所の庭木がたくさんあるお宅だと、セミもそれだけ多くいて、庭からセミの大合唱が聞こえている。
早く暑さがマシになり、ヒグラシやツクツクボウシなどの秋を告げるセミの声に変わらないかと思っている今日この頃である。
暑いですねえ。。。