素直に信じる前に、一度弁護士に相談してみませんか
ハヤカワミステリ文庫。タナ・フレンチ。
警官を辞めてアイルランドに移住した主人公。
主人公が感じる視線は気のせいなのか、誰かが見つめているのか。
失踪した青年は自分の意思で村から消えたのか、どこかに隠れているのか。
のどかな村なのか、それとも悪意のある村なのか。
失踪ものは一定割合ミステリーで書かれていて、失踪した人がどうなったのかがとても気になるので好きな分野である。
知的好奇心を満足させるノンフィクションなども読書をする者には必要だが、エンターテインメント小説もまた読書をする者には必要だと思っている。
最高傑作はボアゴベの「鉄仮面」と桐野夏生の「柔らかな頬」であろうかと思っている。
あとは、ピクニックアットハンギングロック(創元推理文庫。ジョーン・リンジー)か。
移動のお供にはよい一冊である。