読書日記「百年の孤独」
中公新書。浅間茂。
人間には紫外線は見えないが、虫や鳥は紫外線を見ることができる。
虫や鳥には世界やほかの虫、鳥がどのように見えているのか?紫外線カメラで虫や鳥を撮影して、紫外線でどのように見えているのかを明らかにする。
人間の目ではわからないモンシロチョウの雄雌の区別も、紫外線では全く違ってみえるし、よく似ている鳥や虫も、紫外線で見ると全く違って見える。個体を識別するのに、紫外線での見え方で判断しているのではないか。
生存戦略で、紫外線が当たった時にどのように見えるかという部分も進化してきたのだと思われる。
遺伝子を残すための虫や鳥の戦略に感動すら覚える。
動物学が好きな方は是非ご一読を。