読書日記「百年の孤独」
被害者側代理人をしているので、多くの加害者側代理人(その大半は損保会社の代理人)と相対することになるが、多数の案件を対応されてきた加害者側代理人は、事件に対する対応がスマートである。
被害者側に対して、感情を逆撫ですることは主張しないし、必要最低限なことを淡々と主張される。
被害者の尋問でも必要最低限なこと以上は聞かない。
これに対して、たまにあまり案件をこなしていないか、加害者との人的関係でスポットで対応しているのかと思われる加害者側代理人は、「これ被害者が読んだらお怒りになられるであろうな」という書きぶりや主張をしてきたり、尋問で「それを聞いてどうするのか」ということを聞いたりする。
もちろんスマートな加害者側代理人が主張する、必要最低限なことでも被害者はお怒りになられるのだが、そこは立場があるからということで説明できるのだが、そうではないと説明が難しい。
加害者側代理人にはスマートで居て欲しいものである。