読書日記「百年の孤独」
依頼者の了承を得て、大阪地裁や高裁に行く時には、京都駅までタクシーで行き、新幹線(さすがに自由席)で新大阪まで行き、新大阪から大阪地裁までタクシーで移動している。これが一番早く、50分から1時間ほどで行くことができる。うまく行けば45分ほどである。
さるベテラン弁護士は、京都-新大阪間もグリーンで移動されているということを聞いたが、さすがに自由席で、13分ほどなので自由席が混んでいたらデッキで立っている。
新大阪から乗るタクシーの運転手さんの中には、私が旅行客だと思うのか(イントネーションを聞けば、関西人以外のなにものでもないと思うのであるが・・・)、大阪の情報や京都の情報を伝えてこられることがある。
京都でほぼ丸27年弁護士をしているし、大学も京都で5年居たし、大阪生まれで、修習生で23歳の時に大阪を離れるまでは自宅から通っていたので丸23年居た私からしたら、知っている情報ばかりである。
最初は、大阪の話をされると、「大阪生まれ大阪育ちなんで」と言い、京都の話をされると「京都で長年仕事してますんで」と言っていたのだが、それを言うとタクシーの運転手も話題がなくなるようであった。どうやら、乗ってきた人にテンプレート的な会話をしている模様である。
最近はそういうことを指摘することも面倒なので、「知っているわ」と思って聞いているのだが、全国タクシー運転手講習会(そんなものがあるのかどうかわからないが)で、「乗ってきたお客さんの特性に合わせて話をしましょう」などという講習はできないものか。
そういうどうでもいいことを考えてみたりした。
以上である。