読書日記「百年の孤独」
弁護士という仕事は、自信がないとやっていけないところがある。
自信はどうやってついていくかというと、頑張って事件を解決して、成功体験を繰り返していくことしかないと思っている。
自信と過信は紙一重というところもあるが、話をしていたり、何かの機会で期が下の弁護士に「過信気味だなあ。」と思うことがある。
実力不相応に「いい気になっている」と感じる時にそう思うことがある。
いい気になっていると、思わぬところで足下をすくわれて、失敗をすることもある。
失敗をすると凹むが、その失敗を糧にして精進を重ねて成功体験を繰り返すしか自信はつかないと思う。
自分に自信がないとまでは言わないが、個々の事件でできるだけ不確定要素、不安要素を減らすために、せこせこと文献調査をし、判決例を調査し、尋問は依頼者との打合以外にも自分で何度か本番までシミュレーションする日々である。
割合調べもせずに自信満々な準備書面をドーンと書いてくる相手方もいたりするが、思い込みほど怖い物はないし、ドーンと出したあとに、ドドドーンと相手方の主張と根本的に異なる最高裁判決とか出された時、どう思うのかなと考えることもある。
以上です。