読書日記「百年の孤独」
プレジデント社。野口悠紀雄。
経済学者である著者が、円安政策により日本は急激に貧しくなり、GDPについても、G7などとはいえない時代になっていること、日本は経済的に滅んでもおかしくない状態であることが整理されている。
諸外国と比較して日本は全く豊かではないことがデータで示されていて愕然とする。
円が安いということは、自国の通貨の価値が低いということであり、これを喜ぶのは日本だけであったが、それ自体が根本的に誤っていることが整理されている。
これを読んだからと言って、弁護士である私に何かできる訳ではないが、今後の日本を考えるについては必読の書である。