読書日記「百年の孤独」
子どもの頃、時々視界が緑色で埋まり見えなくなることがあった。
しばらくすると治るので、なんなのだろうと思っていた。
ふだんは普通に見えているのである。
小学校高学年になる頃にはその症状はなくなっていたのであれは一体何だったのだろうと思い出すことがある。
母親に聞こうかと思ったが、母親は(今から思うと)喘息発作が出ていて呼吸ができない私に対して、「生きていたらそんなこともある」で済ます人だったので、聞いても無駄であろうと思っていた。
大人になり喘息と診断され、「子どもの頃からそうだったと思いますよ」と言われて思い当たる節が多々あった。
視界が緑色になっていたのは治っているのだが、時々気になるのである。