読書日記「百年の孤独」
法廷の中では飲食禁止である。法律家にとっては常識である。
ただ、調べても根拠条文はなさそうなので、裁判官の訴訟指揮(あるいは裁判所全体の施設管理権?)によるものと思われる。
そのため、長い期日が始まる前に廊下に出てお茶で喉を潤したりしている。
長い尋問などだと、休廷が入り、その間に廊下に出て水分補給をする。
尋問前には、依頼者には「始まってしまうと休憩があるまで水が飲めないので、給水しておいてください」と説明している。
証人や本人も尋問中は水も飲めないので、けっこうつらいと思うし、裁判官も給水できないので辛いのではなかろうかと思う。
投薬などの影響で、非常に喉が渇くなど、裁判所の許可を得て、給水しているケースも過去には見ているので、やはり訴訟指揮権に基づくものかと思われる。
1時間とか1時間半の尋問だと、食事は論外として、好きに水を飲むというのはダメとしても、ある程度の時間が経過したら給水しても良さそうに思うのだが、ダメなんでしょうね。訴訟指揮権が根拠だとすれば、「私の法廷では30分に一度給水してもらってもかまいません」という裁判官もいて良さそうなのだが。
私自身もマスクをして尋問をしていると、喉がカラカラになったことがあり、とてもつらい目に遭っているので、不合理ではなかろうかと思ったりしている。