読書日記「百年の孤独」
草思社。メノ・スピルトハウゼン。
進化とは何千年もかけて起こるものという思い込みがあるが、そうではなく、都市の中でも非常に短いターンで起こっているものである。
実例を豊富にあげて、進化という概念を覆す一冊。
アリの作る環境を利用する生物、有名なシモフリガの話(工場の出す煙により木が黒くなったところ、黒いシモフリガが生き延びた)、くるみ割りに自動車を利用するカラス、タバコの吸い殻で巣を作る鳥等々。
ダーウィンが返事を書かなかった手紙の謎とは。
生物というものは、本当に興味深い。
これは万人受けする一冊であるし、面白い。