マイベストプロ京都

コラム

知らない人の話

2022年5月19日

コラムカテゴリ:法律関連

 宴席などで知らない人の話をする人がいる。
 共通で知り合いの人だと、そういう人のエピソードで盛り上がることもあるが、話をしている人だけが知っていて、その他の人が知らない人の話をされても、「知らんがな」ということになり、特に盛り上がることもない。
 ストーリー自体が面白ければそれもアリだとは思うのだが、たいていはそういう訳でもない。

 特に、「私の知り合いのAさんがすごい」という話は要らない。
 他人がすごい話など聞いても面白くも何ともないし、弁護士がいる前で「知り合いのAさんは頭がいい」などという話は一番要らない。
 弁護士は相応の知見をもって仕事をしている専門職であるし、そこに至るまではそれなりの学歴もあり、司法試験に合格してきている人なので、頭のいい人は回りにあまたいる。私などは弁護士の中では凡庸ではあると思っているが、周囲に頭のいい弁護士は山ほどいる。
 正直、「いや、もうその話ええから」「家でして」とみんな思っている。
 知り合い自慢は辞めてもらいたいのである。

この記事を書いたプロ

中隆志

被害者救済に取り組む法律のプロ

中隆志(中隆志法律事務所)

Share
  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ京都
  3. 京都の法律関連
  4. 京都の借金・債務整理
  5. 中隆志
  6. コラム一覧
  7. 知らない人の話

© My Best Pro