読書日記「百年の孤独」
宴席などで知らない人の話をする人がいる。
共通で知り合いの人だと、そういう人のエピソードで盛り上がることもあるが、話をしている人だけが知っていて、その他の人が知らない人の話をされても、「知らんがな」ということになり、特に盛り上がることもない。
ストーリー自体が面白ければそれもアリだとは思うのだが、たいていはそういう訳でもない。
特に、「私の知り合いのAさんがすごい」という話は要らない。
他人がすごい話など聞いても面白くも何ともないし、弁護士がいる前で「知り合いのAさんは頭がいい」などという話は一番要らない。
弁護士は相応の知見をもって仕事をしている専門職であるし、そこに至るまではそれなりの学歴もあり、司法試験に合格してきている人なので、頭のいい人は回りにあまたいる。私などは弁護士の中では凡庸ではあると思っているが、周囲に頭のいい弁護士は山ほどいる。
正直、「いや、もうその話ええから」「家でして」とみんな思っている。
知り合い自慢は辞めてもらいたいのである。