読書日記「百年の孤独」
角川文庫。横溝正史。生誕120年記念の絶版の復刻版である。
これまた持っているのだが、字が大きくなっているであろうことと、読んだのは中学生か高校生くらいの時であったから中身をすっからかんに忘れているため、新刊を購入。
娘の婿を海の上に浮かんだ的に中てるという方式で3人の中から選ぶという奇抜な選考方法に立ち会う金田一耕助。
しかし、その直後、競技に参加した1名がシャワールームで胸元に矢が突っ立っている状態で発見される。
外部から矢が射込まれたのか?犯人の動機は何か。
金田一耕助の推理が冴える。
他に異色な短編、蝙蝠と蛞蝓を収録。物語を語る人物から蝙蝠と言われた金田一耕助の推理が光る。