読書日記「百年の孤独」
弁護士が最も困るのは連絡のつかない依頼者である。
電話しても出られず折り返しもなく、手紙を送っても何の連絡もない。
時には自宅まで見に行くこともある。
最近はコロナにかかって倒れていたということもあるのであるし、入院されている場合もあるのだが、1本連絡をもらえると状況がわかってありがたい。そこまでの余裕がない場合にはもちろん致し方がないが。
方針を決定するのに依頼者と打合は必要であるし、依頼者の方に用意してもらわないといけない資料があったりもする。
元々ずぼらな方である場合や、弁護士に依頼した途端気が抜ける人もいるようである。
こちらは依頼者が思うよりも依頼者のことを考えて事件遂行しているのだし、依頼者の方も自分のことであるから対応して欲しいものである。
もちろん、割合的にはきちんとしている依頼者の方が大半である。
連絡がつかないと信頼関係を保てないので、辞任を検討せざるを得ないのだが、辞任はできるだけしたくないので(私は辞任は少ない方だとは思うが)、とにかく連絡をして、打合がしたいのである。