読書日記「百年の孤独」
山と渓谷社。樋口大良ほか。
嫌われ者のヤマビルを研究する子ども達の物語である。
ヒルは木の上から落ちてくると言われていて、私も渓流釣りではブッシュの下にいかないようにしていた。
ブッシュの下にいた故中村利雄弁護士がヒルにたくさんやられているのを見て、ヒルは木から落ちてくると思っていた。
探偵ナイトスクープでも同様の実験をしていたが(その話も出てくる)、ヒルは足下から昇ってくるのである。
そのほか、嫌われ者のヤマビルがどこから来るのか、なぜヒルは木から落ちてくると信じられていたのか等、ヒルに関する知識が増える一冊。
あまり万人受けはしないだろうが、自然とは我々の知らない謎に満ちていることを教えてくれる一冊。