読書日記「百年の孤独」
1週間に数回は、手帳で先の予定を確かめるようにしている。
また、受任事件を全てイチから確認する。
準備をし忘れているものはないか、依頼者からの回答が来ていないものはないのか、相手方からの回答が全然来ていないものはないのか等々。
そして、1日が終わると、明日の仕事の優先順位も考えてから帰路に着くようにしている。
届く郵便物の整理、相手方からのファックスの整理、メールの返信だけしかできないことが予定との兼ね合いで往々にしてあるのだが、そういう時でも隙間時間でできることはしておくべきであろう。
15分しかないから何もしないのか、15分あるからその15分でできる仕事をしてしまうかである。
訟廷日誌以外に「することリスト」を書いてある手帳も持っていて、準備書面の進捗がどこまで進んでいるかとか、依頼者に確認中なのか、事務局に誤字脱字チェックと証拠作成の指示をしたのか等々、事件ごとに書いている。これも1週間に数回は見ている。
手帳や受任事件を見て、することを思いついたら、この手帳に書くのである(マルマンのA5黒色の5㎜方眼罪)。
時にはこの手帳で事件のブレーンストーミングを1人ですることもある。
何を主張するか、その主張を裏付ける証拠は何か、立証命題で何が足りていないか、準備書面の構成はどうするか等々。
色々とやっても、負ける時は負けてしまうのだが。勝つべきであるし、勝たないとおかしい事件でできることを全てしたのに負ける時は、裁判官の問題で、それだけはどうしようもないのが情けないところである。