読書日記「百年の孤独」
新潮文庫。村上春樹と小澤征爾。
私自身クラッシック音楽は多少聴くものの(事務所では音楽でもかけないと余りに静かなので、クラッシック音楽をかけているのと、自分でも聴く)、全く知識はない。ただ聴くだけだし、違いなども分からない(ちなみに、少ない知見の中で、一番好きなものは、ベートーベンの田園)。
そのため、この本を読んでも、1/3くらいは分からないのだが、村上春樹氏のクラッシック音楽に対する造詣のとんでもない深さを前提にして、小澤征爾氏が指揮者としての経験や悩み等について答えていくいうことで、わからないなりに楽しく読めた。
レコードを集めて飾りにしている人が大半だろうが、村上春樹氏は集めたレコードは聴いているのである。しかも、1度かけたとかいう程度の聴き方ではない。小澤征爾氏自身が忘れているような演奏すら直ぐに指摘したり、このコンサートがどう・・とかというくだりがいくつもあり、それだけで圧倒された。
とりあえず、この本を読んだので、小澤征爾氏が指揮したCDを事務所でかけるために買い足した。
いや、お恥ずかしい。。。