時には手で書いてみる

中隆志

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 複雑難解な事件の場合、あるいは難解ではないが、争点について様々な角度から詰めていく必要のある事件の場合は、いきなりパソコンに向かっても整理がつかないこともないではない。

 私は、マルマンのMnemosyneというA5サイズの方眼紙メモを愛用しており、これに、色々と書き込んでいる。
 事件でするべきことのリストや、2ヶ月くらいのターンの間に書かないといけない書面を書き出してスケジュール感を把握したり、ブログのネタを思いついたらメモしてみたりしている。

 単体の事件で、手で書いて、どういう証拠があり、どういう視点で書面を書くべきかや、一見相手に有利な証拠を崩せないか等プラス面やマイナス面などを書き出している。間接証拠として何があり、そこからどう組み立てるかということも書いている。
 手続選択の際にも、どういう展開で持っていくか予想などを手で書いている。

 事務所を移転する際にも(当時はこのメモではなかったが)、事務所を移転するメリット・デメリットを書き出して移転を決めた。

 時には手で書いてみることも大事だと思っているのである。

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