在りし日の小次郎
ゆみる出版。リササンダース。
副題は謎の症状を負う医学ミステリー。
健康で元気だった人がある日突然謎の症状に苦しめられる。<br /> それは発熱であったり、痛みであったり、様々である。
非典型的な症状に対し、医師たちがどのようにして確定診断をし、治療をするのかが書かれている。
時には誤診もあるし、確定診断をしたときには既に時遅しということもある。
また、極めてレアなケースであるが、たまたまその症状を知っている医師がいて助かったものもいる。
一つ一つは短いので、読みやすく、人の身体に起こることは本当に不可思議であることを痛感させられる一冊。
最終的に確定診断がされ、治療がされる経過はまさにミステリーである。
お勧めの一冊。