在りし日の小次郎
庭先のミカンの木にアゲハの幼虫がたくさんいる。
先日アゲハがミカンの木の周りを飛んでいたので、卵を産み付けたようである。
チョウチョの幼虫は、種類によって食べる葉が異なり、アゲハの幼虫はミカンの葉なのである。
生まれて間もない幼虫は、鳥のフンに擬態している。
鳥などの外敵に食べられないようにするためであろう。
もう少し大きくなると、緑色の幼虫になり、最後はサナギになる訳であるが、サナギの間は動けないので、ミカンの木にサナギの状態でついていることはなく、人目につかない(外敵に襲われにくい)ところまで移動するため、羽化を見ることは中々ない。
大きく育って、庭にまたアゲハが来て欲しいものである。