在りし日の小次郎
宝島新書。鳥集徹。
政府や医師会のコロナ対策のあり方に対して疑問を持つ7名の医師に対するインタビュー本。
コロナによる自粛で自殺が増加することと比較してコロナ対策が正しいのかどうか。健康寿命が損なわれないか。
コロナでの死を特別するのはおかしいという医師。例年高齢者がインフルエンザで死亡するが、その場合エクモはつけていないし、病床者数も不足するということは聞かない。それと比較して考えなければならないというのである。
コロナワクチンという未知のワクチンまで打つ必要があるのか、疑問であるという医師。
ほとんどの日本人は風邪のウイルスのように対応するという医師。
現実にコロナウイルスで重症化した人の話を聞くと、ここに書いてあることとも違うのではないかという気もするが、インフルエンザに初めてかかった時のしんどさは半端なかったことからすると、治療薬のない状態ではしんどいのは当然という気もするし、最近の高齢ではない人の死亡例を聞くといずれが正しいのか悩ましい問題だと、この本を読むと、新型コロナへの対応をどうすればよいのか、より悩んでしまう本である。