在りし日の小次郎
25年間ショルダーバッグか、ダレスバッグを使ってきていたが、腰痛の原因は重い鞄を片側にかけているせいかもしれないと考え、弁護士26年目にしてビジネスリュックを購入することにした。
これまでは出張の際に使う大容量リュックを購入して、ときたま使うことはあったので、これをそのまま使おうかと思っていたが、拡張すると幅が29㎝もあり、35リットルもあり、大きすぎた(逆に拡張しないと小さい。なお、一度これでPCを入れて着替えも入れて出張に行ったことがあったが、当たり前のことだが、たくさん物を入れるとリュックも重くなり、その重さに耐えきれず、結局それ以降キャリーケースに戻ったなどということもあったかしれない。)。
少し前にビジネスリュックをかなり検討した結果、結局、使い慣れたトゥミのスリーウェイブリーフにすることにした。
ここ数年、トゥミの鞄を使っていたので、どのポケットに何を入れるかが決まっていたことがあり、物を入れる場所を変えなくてよいことがその理由である。
唯一の欠点は、今まで使っていたトゥミの鞄と比較すると、幅が少し足りないことくらいであるが、最近はウェブの期日も多く、裁判所に行くことも減っている上、記録が鞄に入りきらない時はトートバッグかキャリーケースで行けばいいわいと思ったので、購入した。
今のところ、気に入っているが、いざ自分がリュックを背負ってみて気づいたのだが、通勤しているビジネスマンの7割程度はリュックに変わってきているような印象がある。今まで目に入っていなかったということであろう。私は一時サッカーで膝の半月版を痛めた時に杖をついて歩行に難儀したことがあり、母方の祖父も最後足を悪くして歩くのに難儀していたことがあるので、今でも足の悪い方は直ぐに目に入るのであるが、いかに人が物を見ていないかということに気づかされた。
私が弁護士になった頃、ファッション誌では、「スーツにリュックは禁物」と書かれていたので、そんなものかと思っていたが、当時はビジネス用のリュックがなく、リュックを使用しているビジネスマンも多くは登山用のリュックなどを使用していたせいもあるのかと思っている。
リュックにして腰痛はややましにはなったのと、緊急事態宣言で運動不足気味のため、リュックだと歩きやすいため、できるだけ歩くようにしているが、体重は中々落ちないのである。