老眼

中隆志

中隆志

 老眼とはほど遠いと思っていたのだが、50歳を過ぎて老眼が進行してきた。
 老眼が進行してくると、何が辛いかというと、六法の字を読むときである。
 老眼でなくとも字が小さいのに、老眼が始まると六法の字は老眼鏡をかけないと読めない。
 小さめの携帯六法だともうアウトである。携帯しても読むことができないのであれば意味がない。

 後は、相手の書面などで行間が詰まっているものもつらい。
 裁判所に提出するのはフォントは12ポイントのはずだが、微妙に小さいフォントを使っている相手方弁護士がいて、これも辛い。
 相手方が本人訴訟で、ワープロで書面を出してくれるのはまだよいが、本人訴訟のため、フォントなど気にせず、ワープロの初期設定である10.5ポイントだと地獄である(拡大コピーするしかない)。
 契約書の約款をチェックするのも辛い。しかも約款はたいてい字が薄い。

 仕事を離れても、取扱説明書が読めないし、昔の新潮文庫の字が小さい版を再読しようとしても読めない(なのでどうしても読みたい文庫は、字が大きくなった新装版を再購入するしかない。)。

 老眼と弁護士という名前の短編小説を書こうかと思っている(ウソです。)。

 いつまでも若くないことを痛感させられる今日この頃である。

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