在りし日の小次郎
商品名を書くは問題がありそうなので書かないのだが、割と使い勝手がよいので事務所で前々から使っているボールペンがある。
ただ、このボールペンは、10本に1本程度、インクがめっちゃ漏れるものが混じっているのである。
インクも粘性のないタイプなので、漏れるとえらいことになる。
証人尋問前に、うちの女性弁護士がそのペンを使おうとしていて、ふと手元を見ると、手が真っ青であった。
インクがだだ漏れだったのである。
しかもうちの女性弁護士はそれに気づいておらず、私が指摘して気づき、何とか事なきを得た。
裁判所の机にもインクがこぼれたが、最近はコロナの関係で携帯アルコールを持っているので綺麗に拭き取れた。
こんなことでバタバタしていると、尋問開始となったが、裁判の現場でバタバタするのはよろしくない。
このペンを継続的に使い続けるか、変更するか悩み中である。
そういえば、昔、イタリアの万年筆でもインクが漏れまくるものがあり、鞄の中や手が真っ青となっていたことがあった(インクがブルーブラックなので)。それはもう使わないようにしたが、故中村利雄もなぜかインクが漏れまくる万年筆を使っていて、よく居酒屋で真っ青な手で焼酎の梅干し入りお湯割りを飲んでいたことを思い出した。
故中村利雄が元気でいたら、きっとこのようなコロナの時代では酒が飲めないことに悶絶していたであろう。
余計なことを書いたが、これを書いている時点で予定では緊急事態宣言は本日までであったが、どうやら延長されそうである。
やれやれである。