在りし日の小次郎
弁護士の処理に対するセカンドオピニオンの相談を聞く時に、資料を見て相談を聞こうとして、予約の際に訴訟記録を持参してもらうよう伝えると、「何ももらっていない」という方がたまにいる。
なので、今までの資料の写しはもらってきてください、それから相談予約を入れましょう、ということから始まることがたまにある。
依頼者には控えを送るのが今は普通であろう。そうでないと、訴訟の進展がわからないからである。
依頼者の同意を得て、交通事故のカルテなどの大量の書証を送らないこともないではないが、必要であると言われれば送ることにしている。
大量の書証で写しを送らない際には、「必要があれば事務所にお越しいただければお見せします。」ということにしている。
事件を依頼していて、写しを送ってきていないというのは、それだけで適切に事件処理を遂行していないことの可能性が高まるに足りる事実であろう。
そして、記録が揃い、検討すると、たいていは、きちんと処理がされていないことが多い。
写し、もらってますか?