在りし日の小次郎
集英社文庫。ジョン・クラカワー。
アラスカの荒野に満足な装備も食料もなく、足を踏み入れてサバイバル生活をした青年は、四か月後、廃棄されたバスの中で死体となっていた。
何の不足もなく、恵まれた家庭で育ち、大学を優秀な成績で卒業した彼は、なぜ荒野へと分け入っていったのか。
そして、彼の死因は何か。
著者は綿密な取材で、その経過を明らかにしていく。そして、彼と同じように大自然の中で命を失ったり、行方不明となった青年達の歴史も語られる。
全米でベストセラーとなったノンフィクションである。
映画版(私はDVDを購入するも未視聴)のエンディングテーマは、現在BSで好評放映中の「ヒロシのぼっちキャンプ」の冒頭でかけられている、エディ・ヴェダーのGuaranteedである。