在りし日の小次郎
河出書房新社。カルロ・ロヴェッリ。
物理学の発展と現在の到達点を整理した入門書。
高校時代に1年の時に物理を聞いてチンプンカンプンであったため、理科科目選択は生物と地学という私大女子が一番取るコースを選択した完全文系脳の私からすると、正直半分くらい何が書いてあるか分からなかった。
しかし、アインシュタインの理論によれば、時の流れが均一でないとか、世界の成り立ちについて読んだだけで驚愕の事実もあったので、わからないところは飛ばしてでも読むと知的好奇心は満たされると思う。
もちろん、ここに書いてあることを知らなくても普通に生きていくことはできるが、知りたいという欲求が人にはあるはずで、それを手軽に満たしてくれるのは読書であることを再認識した一冊であった。