在りし日の小次郎
スイッチバブリッシング。ジャック・ロンドン。
村上春樹とともに翻訳に関する対談などが書籍化されている柴田元幸の翻訳である。
ジャック・ロンドンは古い作家であるが、未だ読み続けられている。
この本は本屋では在庫がなく、Amazonでも売り切れだったので紀伊國屋書店で取り寄せをした。
狼に近い犬の物語がいくつもつづられる。
代表作、「野生の呼び声」は、いつかどこかで読んだ記憶があるが、すっかり忘れていたので、再読できてよかった。
小次郎のような犬ではなく、完全に野生に近い、狼との差がほとんどない、荒々しい原始の犬たちである。
これはお勧めの一冊である。