在りし日の小次郎
創元推理文庫。アーナルデュル・インドリダソン。
エーレンデリュル捜査官シリーズの文庫本の最新作。
湿地が第一作だったので、何作か飛んでいるため、登場人物の状況がその間に色々と変わっていた。
順番に読めばよかったと後悔しつつ、これも直ぐに読了。
干上がった湖の底から発見された頭部に穴が開いた白骨死体。
その白骨死体は誰か、誰が彼を撲殺したのか。
なぜその白骨死体にはソ連製の盗聴器が重しとしてつけられていたのか。
失踪した人物を探すことに執念をもっている主人公の捜査が始まる。
いくつかの賞を受賞したことも納得できる一冊である。