在りし日の小次郎
大和書房。ヒロシ。
私が好きなヒロシのエッセイである。
サブタイトルは、ヒロシの自虐的幸福論である。
現在はユーチューバーとしての生き方で好きなことをして生活しているヒロシであるが、その人生は順風満帆ではなかった。
女性にモテたいと思い、ホストもしていたが、ノルマがこなせず借金。
お笑い芸人として一世を風靡したが、ひな壇では全く傷跡を残せない。
芸能人がたくさんいるテレビ局では吐き気を催すほど緊張する。
その結果、テレビに出ることを激減させて、好きなことだけをして生きていくことにしたのである。
モテそうと言われる人は実はモテないとか、朝食のチケットが昼ご飯の時に出てくるとか、小ネタも満載であり、力を抜いて読むことができる。
息抜きをしたい時に最適。