在りし日の小次郎
仕事のために出張で宿泊を要することがあり、心配性なので先に取っておくのだが、申し訳ないことだが、経費削減の観点からも、コロナの影響でホテルも空いていて、安くなっているのではないかと考え、予約サイトで見たところ、私が予約した時には1万5000円だったホテルが5000円になっていた。
キャンセルしてもキャンセル料がかからない期間だったので、いったんキャンセルして5000円で予約をし直した。
ホテルには申し訳ないのだが、安く泊まれるならその方がよいからである。
ホテルも以前はバイキング形式だったのだが、市販のパンが袋に入っておいているだけである。感染予防の観点から仕方がないのであろう。
以前は朝食は席を探すのが難しいくらいのホテルであったが、私が食事をしている間、着席しているのは私だけであった。
部屋に置いてあった歯ブラシなども、チェックインの際に必要なものをもらうシステムに変わっていた。
使わない物もあるし、感染予防の観点からも必要なものをもらうシステムは合理的だし、ホテルの経費削減にもなるであろう。
いきなりアメニティは必要なものをもらってくださいと言われて、ひげそりだけでよいかと思い部屋に入り、夜就寝前に歯ブラシをもらい忘れていたことに気づいて後で歯ブラシをもらいに行ったのであった。
そのうち、シャンプーやボディソープも必要な分を渡すようになるかもしれないと思いつつ、私は喘息持ちで、ホテルの香りが強いシャンプーやボディソープが使えないため、自分で固形石けんと自宅で使っているシャンプーを持って行っているので、私にはそこは関係なかったと気づいた出張であった。
ホテル業界も大変であることを痛感した出張であった。