在りし日の小次郎
文芸春秋。村上春樹。
村上春樹の短編が雑誌に掲載されると買っていたので、これも読んでいたのだが、早速購入して読了。
他にもこの間いくつか短編を書いていたので、それも掲載されているかと思いきや、表題作だけであった。
カラーイラスト付で読んでいても楽しい。
雑誌に掲載されたときとは題名も変わっている。
父親との関係や村上家のルーツなど、小説ではなく自伝である。
ただ、昔はよくあったことなのかもしれないが、絶対猫は棄てたらだめである。
迷い猫を保護して自分のうちの猫にしている知り合いの弁護士がいるが、私はその弁護士のことは「天国に行ける人」として聖人の列に勝手に入れている。
また、野良猫を保護して新しい家族を見つけてあげる活動をしている祇園のバーの夫妻も「天国に行ける人」である。
話が逸れたが、村上春樹ファンなら読みたい作品である。