寒波到来
事件で不動産を管理したりしていると、突然「先生、売れました」「今下に来ています」「今からお会いしたい」という連絡が来ることがある。
どうもこれは京都特有らしい。私は普通にあるものだと思っていたのだが。
もちろん、不動産を管理している私も、所有者である依頼者も知らない話である。
あとは、「売りに出ているそうですね」などという連絡があることもある。
もちろん、売りになど出していない。
そのほかのバリエーションとしては、「先生は知らないと思いますが、もう話はまとまっているんですよ」という連絡が来ることもある。
いや、私が知らないところで話がまとまる訳もなければ、当然所有者である依頼者も知らない話である。
私の感覚からすると、市場価格が2億を超える物件だとこの手の電話がかかってくる。
もちろん、私も依頼者も知らないところで売れているはずがないし、「会いません」「そんな話は聞いていません」と言ってお断りさせていただく。
時には、こうした不動産業者が弁護士を依頼してきて、その弁護士から連絡が来ることもある。
「話がほぼまとまっていると聞いているけど、どこがネックですか」という話がされるので、「全く話などまとまっていないし、寝耳に水の話です。」と言って、終わりになる。
なんでこんなことになるのかは概ね分かっているのだが、ここではナイショにしておく。
以上です。