読書日記「ブルックリンの少女」

中隆志

中隆志

 集英社文庫。ギヨーム・ミョッソ。

 ミステリーやサスペンス・ドラマでは、主題となる謎があり、その謎が解き明かされていくというのが王道であるが、秀逸な作品は、どんでん返しが何回かあり、最後に全て解決した、ヤレヤレと思っているとものすごいどんでん返しが待っている。
 この作品もヤレヤレと思っていると最後にどんでん返しが待っていた。
 
 なお、私が今まで読んだミステリーで一番やられたと思ったのは、ウィリアム・アイリッシュの「幻の女」である。
 私は旧訳で読んだが、今は新訳版が出ている。
 ミステリーではないが、最後の最後まで謎でひきつけて途中で眠ることができなくなり、睡眠時間を大幅に削ったのは、ボアゴベの「鉄仮面」である。

 今も残る本格推理小説も、やはり読んで「やれらた」と思う作品が多い。
 人生の役には立たないけれど、カタルシスを味わえるという意味で、ミステリーは時々読みたくなるのである。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

中隆志
専門家

中隆志(弁護士)

中隆志法律事務所

 マイベストプロを見られた新規相談の方は初回に限り30分5500円(消費税込)の相談料を無料にしています。依頼者に対して、連絡・報告・相談を密にすることがモットーです。お気軽にお問い合わせ下さい。

中隆志プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

被害者救済に取り組む法律のプロ

中隆志プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼